2013年2月18日月曜日

新しい流れの予感

最近は、デザインも品質も面白くなりました。

日本人の感性は棄てたもんじゃないというのは、
伝統芸術の素晴らしさを見れば一目瞭然なのですが、
なかなか目の当たりにすることは少ないので、
忘れかけていたのかもしれません。

最近、歌舞伎の重鎮が続けて二人亡くなりました。
歌舞伎を初めて見たのは、
ずっと大人になってからのことなのですが、
これはショックだったなぁ。
江戸の「粋」が詰まった、
すごいのひと言では言い尽くせぬ、
素晴らしい大衆芸能だと、
本当に感激しました。

歌舞伎に限らず、
絵画にせよ、華道・茶道にせよ、
料理にせよ、工芸品にせよ、
落語にせよ、浄瑠璃にせよ…

日本の伝統文化は、素晴らしい。

でも、伝統を担う人々が、
必ず口を揃えて言うのは、
「伝統とは変わること」
「伝統とは革新だ」
という台詞です。
変化こそが、不変の形を作ってゆく。
この逆説は、
でも、誰の腑にも落ちますね。

日本酒にも、
最近、大きな変化の波が押し寄せています。
若手を中心に、
どんどん新しいチャレンジが、確実に世の中を変えています。

label

昨年とても驚いたこの酒は、
貴醸酒をアレンジしたのです。
La Mousson というネーミングからして、イカしてます。
こういう良い刺激が、
必ず次の革新を呼ぶに違いない。
飲んでびっくりし、
俺なら、もっとこうしたい…
と、思う人は、必ず沢山いるはずです。

私は、素晴らしいと思いました。
是非、頑張って欲しいですね。


















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